ホテルに荷物をおいて身軽になった我々は、まずはホテル前のショーを見ようと外に出た。隣のミラージュというホテルは表で火山の噴火が見られる。日が暮れ始めてきて、ちょうどよい時間だったので、まずはミラージュ前で火山を見た。最初は作られた小さな山から滝のように水が流れていて、それにオレンジのライトが当てられていたので、「なぁ〜んだ」と言いつつ見てたら、いきなり花火（もどき）は打ちあがるは、炎は上がるわで、だんだん凄いことになっていった。しかも火山の噴火だけに間近で見てるだけで結構熱い！

とはいっても一通り噴火が終わると、このショーも終わり。

今度は私たちの泊まってるホテル、トレジャーアイランド前で行われる海賊ショーを見るために移動。火山は１５分おきに行われるが、この海賊ショーは１時間半に一回なので、それなりに人も多い。見るところは特に椅子があるわけでもな、通りがかりの方々が自由に見ることが出来る。だから、マナーの悪い人もいた。せっかく早くから良い場所を確保して見ようと海賊船のすぐ近くにいる人の隙間に割り込む人、小さい子がいて何とか人混みの中でも場所を確保して見せようと、親が隙間を取って上げてるのに、そこに割り込むおばちゃん、良い写真を撮りたいからと所かまわず割り込む親父（ちなみにマナーの悪い人達も国際色豊かです。）など、ときどき切れそうになった。

海賊ショーは２隻の船があって、両方に船員や海賊がいて戦うっていうストーリーで、大砲は撃たれるは、船は炎上するはと、ここも大がかり。こういう凝ってるショーがホテルの前で無料で気軽に行われてるというのは、とっても嬉しい。日本だとやっぱり消防法などの関係で難しいのだろうか？

とりあえず二つのショーを見ることが出来たので、今度は夕食。

今日はシュワちゃんたちが共同経営してると言う「プラネットハリウッド」というレストラン、元々はロスの方にあるお店の支店。昨日も行った、フォーラムショップスの中にあるらしいが、歩くと１５分から２０分くらいかかりそう、ということでホテル前からタクシーに乗った。すると、今までシアトル、ラスベガスと共にタクシーの運転手さんってとても良い方が多かったのに、今回の運転手は最悪。

最初に車に乗り込んだところで「プラネットハリウッドへ」とお願いすると「そんなところ知らない」と言い。私は「フォーラムショップスの中です」と言うと今度は「近すぎる」とぶつぶつ言う。「１０ドルにも満たないところに行くのにタクシーを使うな」といったことを言われた。結局タクシーで走ってて、すでに車道に出たくらいの所で「近いから料金メーターの表示に関わらず１０ドルもらうからね」と言われ、結局降りるときメーターでは８ドルくらいなのに１０ドルとられた。これまでラスベガスでタクシーに乗っても７ドルくらいとか８ドルくらいの時でも何にも言われなかったのに。

こんな時、語学力があったら文句の一つでも言えるのに、

こんな時、根性があったら大阪弁でどなってやったのに、と去った車を見ながら思っていたのでした。

フォーラムショップス内でちょっと迷いましたが、何とか「プラネットハリウッド」に到着、夕食が始まります。う〜ん、確かにお腹すいたわ〜。

このお店はさすがに経営者がシュワちゃん達だけあって、映画の小道具や蝋人形などもあります。また、モニターもたくさんありまして、いろんな映画の名場面をテーマごとにつないだものを流したりしています。テーブルマットの紙には有名な男優女優の若い頃の写真がずらりと並んでて、誰でしょう状態になっている。我々はおもしろがってひとつひとつ見ていった。シュワちゃん、マドンナ、プレスリーなんというのもあった。

枝豆はチキンステーキ、私はリブを頼みましたが、やっぱりどちらも量が多い。私のリブは何と骨が１３本付いていて横は３０センチくらいあるという凄い物。二人でビールを飲みつつゆっくりと味わった。閉店間際までいて、隣にはプラネットハリウッドのショップがあったので、ちょっと寄り道しようと言っていたが、遅くまでレストランの方にいたのでショップはすでに閉まっていた。いろいろと見てみたかったのに、残念。(^_^;)

店を出るとモール内の一角では広場に置いてある彫刻などが動いて、音楽が流れ、ショーが始まっていた。せっかくなのでしっかりとそのショーも見てからホテルに戻った。今度はホテルまでは歩いて帰った。すでに１２時近く、でも町は沢山の人が歩いている。お子さん連れのご家族もたくさん歩いていた。確かに眠らない町だ我々も今日は眠らないで最後の夜を過ごしてやる〜、とちょっと思っていたが。

でも、明日帰るのは間違いのない事実。まずはホテルに帰ってだいたいの荷造りをして、そして、もう一度繰り出すことにした。