8日木曜は痛みが強くて、病院に行ったもののいったん帰されて、自宅待機。

9日金曜にはなぜか痛みが激減したので助産婦の友人宅で過ごすが徴候無し。

10日土曜。

この日は実は昨年我が家をリフォームしたので、お世話になった業者さんからの依頼で

オープンハウスにしてうちのマンションの人たちにリフォームしたところをみてもらう

と言うことになっていました。

2日前に陣痛がきたときにも、その前にも、もしも私が入院したら

業者さんが朝から入って掃除してくださってみんなにみてもらえるように

セッティングするから公開させてほしいと言われていたので、そのつもりでいたら

結局私も家にいた・・・けど、さすがに準備する体力はあまりないから、業者さんの

女性陣も応援にきてくださって部屋を片づけて、11時からいざ公開。

私と旦那は業者さんに部屋を任せて、梅田へ買い物へ。昼食もすませて帰宅したのが

14時頃。そこから業者さんの女性陣とあれこれしゃべりながら買ったばかりの

ノートパソコンを病院でも使えるように準備をしようと梱包を解いて、旦那は

ハルをスイミングに連れて行くために保育園にお迎え→プールへと出かけました。

そうしたら、なんか生理の二日目のような感触を感じて???と思いお手洗いへ。

やはりお水が降りていたのと同時におしるしとわずかな出血(というかピンクの

お水?)も出てきてどうやら破水したらしい。14時40分。

あわてて旦那に電話して、あともうすぐでプールに到着というところで、戻ってきて

もらい、ハルは実家に預かってもらうことにしてとりあえず病院へ電話していくことに。

この時点で助産婦の友人にも電話して破水に違いないと確認して、出陣の報告をして

励ましてもらってから旦那の車で病院へ。ちなみに自宅はまだオープンハウスの途中。

もしも旦那が戻れなかったら鍵締めて新聞受けに入れといてください、と話しながら、

家を後に、ちょうど我が家には同じマンションの兄の友人の奥さんたちが見に来られてて

その方々にも励まされて、そして業者さんの女性陣に入院グッズを車に運んでもらい、いざ出陣。

ちなみに、痛みはないので車の中で部長に電話したり、

いとこや友人に連絡るなど、携帯を使いまくりながらの移動でした。

15時40分、病院に到着。すぐに内診するが、子宮口はまだそんなにあいてないから

いったん病室で待機。だんなも追加の荷物などを取りにいったん帰宅。

16時過ぎから、モニターをつけてチェックを開始。しかしベビは爆睡中。

モニターの前に助産婦さんにお願いして最後の計測をしてもらったところ、

それによると103,9センチの32センチでした。

モニター開始も陣痛も張りもないので「破水したらどのくらいまでにお産させるの?」と

質問したら「78時間かなあ?そこまでに陣痛こなかったら誘発かけることになるかな」と助産婦さんのお返事。

16時15分、そんな話をしてたら一回目の陣痛。目盛りでは45とまだ弱い。

「お〜、いよいよ来た〜。」ということで、助産婦さんと「一回目は16時15分ね」と

余裕の確認をしながら待つと次は10分弱くらい、そこから徐々に7分→5分間隔に

進む。この間に抗制剤の点滴をする。(破水したので、次は8時間後とのこと)

17時20分、前日は全然便が出てなかったしということで、合意の上で浣腸してもらう。

18時20分、陣痛は3分間隔、ただ、張りかえしの陣痛がまだ弱いから今のうちに

陣痛室に移動しようということになり、移動中3回立ち止まるが

18時30分、無事移動。ちなみに、先生の一回目の診察は20時半予定とのこと。

すぐに分娩台の足の位置をあわせに台に乗るが、痛くなってきたので、そのまま

陣痛室には戻らずに分娩台で過ごすことに。

この間に戻ってきた旦那は陣痛室の方で夕ご飯を食べる。

19時頃から痛みが増してくる。陣痛と陣痛の合間の休みの間は、ベビの頭が

挟まってる感触があり、頭が押し広げようとしてるのかずっと痛い。

おしもはずいぶん柔らかくなってきてるからこの調子でいきみのがししてねと

言われるもののだんだんからだが言うことを聞かなくなってきて自然と力が入る。

助産婦さんの声がどんどん本気になってきて、助産婦さんの数が増えてばたばたしてくる。

「まだ、お産の準備できてないよ、ゆっくりいこうね。」

「シート敷いて!」

「先生呼んで!」など、いろんな声がとびかいはじめた。

私の声も本気になってきて、あわてて旦那も分娩室へ。

しかし、当直の先生は急患外来中。あと5分かかると言う声が聞こえてきた。

「5分も待てないよ〜、助産婦さんだけでいいやん、助産婦さんだけで産もうよ」と

「私は助産婦さんがいてくれたらそれだけでいいから〜」

私が痛みをこらえながらお願いする。

さすがに、そうもいかないらしく、先生をせかす声が聞こえてくる。

お産もこんなに早く進むとは思わなかったので、楽な姿勢でいたのを

陣痛の合間に、助産婦さんに戻されて、足も固定される。

そのあとも、いきみを我慢と言われてもなかなかうまくいかずという状態を

何度も繰り返していたら、助産婦さんが

「力入れないで!!下を見て!!」と言い出した。

下を見るのは力を入れないための方法かと思ったら、なんと頭が出て来てたみたいで

肩をゆっくり出すためだったらしい、でも、力が入ってしまったみたいで、

すぐに肩は出たもののそこで2センチ裂けてしまいました。

19時21分、無事誕生。

出てきた瞬間に、ベビが泣いてるのをみながら「どっち?」とまず確かめた私。

助産婦さんは、ベビを観察して「女の子〜!」と教えてくれました。

周りを見渡すと、先生も間に合ったみたいで、「やった〜。おめでとう」と大喜び。

旦那がビデオを回していたので、先生にカメラを向けると「いえ〜い、おめでとう!」と

ピースをしてくれましたが、その先生はすぐに立ち去って、

なぜかもう一人いた先生が処置を始めました。

後で聞いたら、産科の先生が間に合わないかもしれないからと助産婦さんが

院内にいる当直の先生誰でもいいから来て〜と依頼したので、駆けつけてくれた

循環器の先生だったそうです。二人の先生に立ち会ってもらえるなんてめったとない

ことよ〜と言われてしまいました。先に循環器の先生が来て、その直後に産科の先生も

到着した瞬間に産まれたらしいです。

しかし、せっかくのお産なのに我慢してるうちに産まれるなんてなんてもったいない。

つらいけど痛みの中でしっかり息んで出産したかったよ〜とちょっと後悔。

ちなみに、助産婦さんは私が「先生いなくてもいいやん」と言ったけど

彼女もそう思っていたみたいで、あとから「大きい声では言えないけど、

先生間に合いそうにないから、助産婦だけで産むつもりでいたのよ。

ただ、先生の手前、そうしましょ、ってそのときにはいえなかったけど」と

言われました。ああ、助産婦さんともなんか心の連携できてたんだ〜とうれしかった。

カンガルーケアでは右のおっぱいを吸ってもらって感動。

しかし、後陣痛は前回よりかなり痛い・・・痛み止めをもらってすぐに服用。

出産後、友人にもらった出産記録のカードにちゃんと記入してもらいました。

その際に、ハルの記録も残っていたらわかるだけ書いてくださいってお願いして

ハルのも一緒に書いてもらったの。うれしかった〜。

主な数字です。(  )内はハルの時のもの。

体重 3656グラム(3838グラム)

身長 50,0センチ(51,5センチ)

頭囲 34,9センチ(35センチ)

胸囲 35,0センチ(34,8センチ)

胎盤 724グラム(710グラム)どちらもでかい!

臍帯 42センチ(62センチ)

アフガースコア 5分10分ともに10点(同じ)

分娩所要時間 3時間11分(21時間30分)

出血量 112ml(860ml)